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PERV ART BOOK FAIR TOKYO レポート

11月3日。

爽やかな秋晴れの祝日。文化の日。

3年ぶりの古本祭りに賑わう神田神保町にやって参りました。

 

申し遅れました。

こちらのブログを初めて担当させていただきます、A子と申します。

今回は、KOMIYAMA TOKYO G で開催されているPERV ART BOOK FAIR TOKYOをレポートいたします。

 

今年7月にオープンしたばかりの「KOMIYAMA TOKYO G

JR御茶ノ水駅からは、お茶の水橋口を出てすぐの交差点を左方向へ。

楽器店が連なる明大通りの緩やかな坂道を下っていきます。

 

 

明治大学を通り過ぎ、エチオピアカレーに並ぶ人の行列が見えてくる頃、右手に現れる白いタイル張りのビル。

スタイリッシュな雰囲気を放つKOMIYAMA TOKYO G は、その1階にあります。

 

 

大きな唇のようなロゴマークが目を引く、ポスター。

PERV」という見慣れぬ言葉に目をとめ立ち止まる人もちらほら。

 

 

調べてみると「PERV (パーヴ)」は「pervert(性的倒錯者、変質者)」の短縮形で、“You perv! (この変態!)”などと使われるスラングなのだそうです。

 

今回のテーマは「アダルトLOVE

入口には、何かいかがわしいものを隠すかのような白い幕が下がっています。

 

 

入場料の500円を握りしめ、意を決して入口をくぐると、天井の高い、開放的な空間が広がっていました。

 

 

 

入ってすぐは、小宮山書店のブース。

壁一面に配された緊縛アートの数々に圧倒されます。

アートに強い老舗の古書店ならではのボリュームです。

 

 

 

奥に進むと、Take U.M.E.テイクユーエムイーのブースになります。

 

 

サイケデリックな色彩の大きなイラストが目を引きます。テイクユーエムイー激推しの若手作家、松田光市さんの作品です。

 

さらに、松田氏の師匠である根本敬先生の作品も。

額装された墨絵には、何か手を合わせたくなるような神々しさを感じます。

 

 

 

テーブルの上には、東陽片岡先生の「おパーヴブック」!

こちらは、このイベントの開催に合わせて制作されたイラストブックとのこと。

ページをめくると、可笑しくも懸命な男の生き様が…。この味わい、まさに大人のための一冊と言えましょう。

巻頭と巻末の撮り下ろしフォトも必見です。

 

 

古書のラインナップも、ガロ系サブカル好きにはたまらないものとなっています。

 

 

 

お隣のSN &Aのブースには、写真家グレート・ザ・歌舞伎町氏のフォト作品。踊り子の鈴香音色さんを3年にわたり撮影したドキュメンタリー写真です。

幻想的な照明に浮かび上がる妖艶な美しい肢体に、同性の私も釘付けです。

 

 

この他にも、ヌードやSM、浮世絵など、マニア垂涎のコレクションが多数展示販売されていました。

 

Bohemian’s Guild

 

 

Flying books

 

浮世絵、和本

 

 

小宮山書店代表の小宮山慶太氏によると、これからも定期的に、特異な趣向を持つ大人たちに向け、フォトファッションサブカルなど、さまざまなテーマで「PERV ART BOOK FAIR」を開催していきたいとのこと。

いずれは、ここ神保町がPERV ART」の発信地となっていくのではないでしょうか。

楽しみです!

 

 

産声を上げたばかりの「PERV ART BOOK FAIR TOKYO

会期は11月6日()まで。

 

 

 

 

文・A子

 

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